つづくる(繕る)とは、「ほころびをつくろう」という言葉の未然形です。
つまり、つづくらすは「ほころびをつくろわせる」という意味になります。
そして、もうひとつ。
「続く」「暮らす」という二つの言葉を合わせ、『暮らし続ける』という意味も込めています。
生きている限り、暮らしはその人とともにあり続けます。
だからこそ、気持ちよく暮らしたいと願う人は多いのだけれども、
毎日当たり前のように続くものだから、つい大事にすることを忘れてしまう。
同じことを繰り返す毎日は色あせて、退屈なように感じてしまう。
そんな暮らしのほころびを無理なく楽しくつくろいたい。
気持ちよく暮らし続けたいと願う人のお手伝いをしたいと考えています。
毎日通っても飽きない『食堂』のような、
素朴だけれども、食べるとほっとする家庭料理が作れるようになる
料理教室でありたいと思っています。
レストランやカフェのようなオシャレな料理ではありません。
特別な食材や調味料は使いません。
テーブルコーディネートも最低限です。
でも、「何を作ろう」と迷ったときに、
「そうだ! あれ作ろう!」と思い出してもらえるような
ご家庭の食卓の定番となるような献立とレシピをお伝えします。
一回分の食事を作るだけ。
一品を作るだけ。
それなら、それほど大変じゃないと思う人も多いことでしょう。
でも、毎日、何品も、作り続けることはなかなか大変。
それでも、できるだけ毎日手作りで、
いくつかお皿が並ぶような食卓にしたい。
そんな願いにこたえられるよう、
毎日続けられるような献立の立て方と、
一汁三菜を無理なく用意できる段取り術をお伝えしていきます。
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